バロックアンサンブル上越
https://joetsubaroque.blog.ss-blog.jp/
新潟県で活動するバロック音楽アンサンブルです
fujiman
2018-05-03T12:18:04+09:00
ja
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バロックアンサンブル上越2018「バロック音楽三昧」
https://joetsubaroque.blog.ss-blog.jp/2018-05-03
バロックアンサンブル上越(モダン楽器による演奏) 「バロック音楽三昧」 高田高校管弦楽部弦楽セクションとともに上越公演 2018年7月29日(日)15:00開演(14:30開場) 高田公園オーレンプラザ スタジオ (新潟県上越市本城町8−1)演奏曲目ジョージ・フレデリック・ハンデル(ヘンデル) George Frideric Handel (1685-1759) 水上の音楽第1集より序曲ヨハン・パッヘルベル Johann Pachelbel カノンジョージ・フレデリック・ハンデル(ヘンデル) George Frideric Handel (1685-1759) オペラ「セルセ」よりオンブラ・マイ・フ(懐かしい木陰)ジョージ・フレデリック・ハンデル(ヘンデル) George Frideric Handel (1685-1759) オペラ「リナルド」より私を泣かせてくださいトンマーゾ・ジョルダーニ Tommaso Giordani (1730-1806) カロ・ミオ・ベン(愛しい人よ)ジュリオ・カッチーニ Giulio Caccini(1551-1618) 麗しのアマリーリジョージ・フレデリック・ハンデル(ヘンデル) George Frideric Handel (1685-1759) 調子のよい鍛冶屋ジョージ・フレデリック・ハンデル(ヘンデル) George Frideric Handel (1685-1759) 「アルチーナ」組曲アレッサンドロ・マルチェロ Alessandro Marcello (1669-1747) オーボエ協奏曲ニ短調D.799 第2楽章アントニオ・ヴィヴァルディ Antonio Vivaldi(1678-1741) 「和声と創意への試み第1集『四季』」より春 RV269 第1楽章(アンコール)ヨハン・ゼバスチャン・バッハ Johann Sebastian Bach (1685-1750)組曲(序曲)第3番 BWV1068 第2曲エア Air G線上のアリア演奏者バロックアンサンブル上越 ソプラノ:長谷川みちる バリトン:長谷川 徹 オーボエ:藤原 満 ヴァイオリン:奈良秀樹 ヴァイオリン:伊野江利子 ヴィオラ:和田意織 チェロ:金山美樹 チェンバロ:笠原恒則新潟県立高田高等学校管弦楽部 弦楽セクション有志入場料:500円(全席自由、予約不要:当日受付でお支払いください)主催:バロックア..
公演プログラム
fujiman
2018-05-03T12:18:04+09:00
「バロック音楽三昧」
高田高校管弦楽部弦楽セクションとともに
上越公演 2018年7月29日(日)15:00開演(14:30開場)
高田公園オーレンプラザ スタジオ (新潟県上越市本城町8−1)
演奏曲目
ジョージ・フレデリック・ハンデル(ヘンデル)
George Frideric Handel (1685-1759)
水上の音楽第1集より序曲
ヨハン・パッヘルベル
Johann Pachelbel
カノン
ジョージ・フレデリック・ハンデル(ヘンデル)
George Frideric Handel (1685-1759)
オペラ「セルセ」よりオンブラ・マイ・フ(懐かしい木陰)
ジョージ・フレデリック・ハンデル(ヘンデル)
George Frideric Handel (1685-1759)
オペラ「リナルド」より私を泣かせてください
トンマーゾ・ジョルダーニ
Tommaso Giordani (1730-1806)
カロ・ミオ・ベン(愛しい人よ)
ジュリオ・カッチーニ
Giulio Caccini(1551-1618)
麗しのアマリーリ
ジョージ・フレデリック・ハンデル(ヘンデル)
George Frideric Handel (1685-1759)
調子のよい鍛冶屋
ジョージ・フレデリック・ハンデル(ヘンデル)
George Frideric Handel (1685-1759)
「アルチーナ」組曲
アレッサンドロ・マルチェロ
Alessandro Marcello (1669-1747)
オーボエ協奏曲ニ短調D.799 第2楽章
アントニオ・ヴィヴァルディ
Antonio Vivaldi(1678-1741)
「和声と創意への試み第1集『四季』」より春 RV269 第1楽章
(アンコール)
ヨハン・ゼバスチャン・バッハ
Johann Sebastian Bach (1685-1750)
組曲(序曲)第3番 BWV1068 第2曲エア Air
G線上のアリア
演奏者
バロックアンサンブル上越
ソプラノ:長谷川みちる
バリトン:長谷川 徹
オーボエ:藤原 満
ヴァイオリン:奈良秀樹
ヴァイオリン:伊野江利子
ヴィオラ:和田意織
チェロ:金山美樹
チェンバロ:笠原恒則
新潟県立高田高等学校管弦楽部
弦楽セクション有志
入場料:500円(全席自由、予約不要:当日受付でお支払いください)
主催:バロックアンサンブル上越.
お問い合わせ:
出演者またはjoetsubach-2016@yahoo.co.jp (藤原)にご連絡ください。
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コンサートスクエア演奏会情報
上越公演地図
チラシ
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オーボエ協奏曲ニ短調(マルチェロ)
https://joetsubaroque.blog.ss-blog.jp/2018-05-01
アレサンドロ・マルチェロ Alessandro Marcello (1669 - 1747)オーボエ協奏曲ニ短調 Concerto per Oboe in Re minore S.Z799作曲:1716以前2018年上越公演演奏者(2楽章のみ) オーボエ:藤原 満 ヴァイオリン:奈良秀樹、伊野江利子 ヴィオラ:和田意織 チェロ:金山美樹 チェンバロ:笠原恒則 新潟県立高田高等学校管弦楽部弦楽セクションII. Adagio(I. Andante e Spiccato)(III. Presto)アレサンドロ・マルチェロは18世紀前半に活躍したイタリア、ヴェネチア生まれの作曲家。弟のベネデット・マルチェロも作曲家で、このオーボエ協奏曲は以前はベネデットの作曲と言われていたが、最近の研究でアレサンドロの作品とわかっている。オーボエ奏者が主人公のイタリア映画「ベニスの愛」(1970年)でこの曲の第2楽章が使われたことから世界的に有名になった。またJ.S.バッハはこの曲をチェンバロ用に編曲しており(BWV974)、このバッハ編曲版を用いたオーボエ演奏も多い。なおバッハはイタリアには旅行していないが、ヴァイマル公子がもたらしたマルチェロ、ヴィヴァルディなどの楽譜から約20曲をチェンバロ、オルガン独奏用に編曲している。楽譜:オーボエ協奏曲集 Jeanne Roger, Amsterdam 1717
曲目解説
fujiman
2018-05-01T22:38:45+09:00
オーボエ協奏曲ニ短調 Concerto per Oboe in Re minore S.Z799
作曲:1716以前
2018年上越公演演奏者(2楽章のみ)
オーボエ:藤原 満
ヴァイオリン:奈良秀樹、伊野江利子
ヴィオラ:和田意織 チェロ:金山美樹
チェンバロ:笠原恒則
新潟県立高田高等学校管弦楽部弦楽セクション
II. Adagio
(I. Andante e Spiccato)
(III. Presto)
アレサンドロ・マルチェロは18世紀前半に活躍したイタリア、
ヴェネチア生まれの作曲家。弟のベネデット・マルチェロも
作曲家で、このオーボエ協奏曲は以前はベネデットの作曲と
言われていたが、最近の研究でアレサンドロの作品とわかっている。
オーボエ奏者が主人公のイタリア映画「ベニスの愛」(1970年)で
この曲の第2楽章が使われたことから世界的に有名になった。
またJ.S.バッハはこの曲をチェンバロ用に編曲しており(BWV974)、
このバッハ編曲版を用いたオーボエ演奏も多い。
なおバッハはイタリアには旅行していないが、ヴァイマル公子が
もたらしたマルチェロ、ヴィヴァルディなどの楽譜から約20曲を
チェンバロ、オルガン独奏用に編曲している。
楽譜:オーボエ協奏曲集 Jeanne Roger, Amsterdam 1717
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「アルチーナ」組曲(ヘンデル)
https://joetsubaroque.blog.ss-blog.jp/2018-05-31-5
ゲオルグ・フリードリッヒ・ヘンデル Georg Friedrich Händel (1685-1759) (ジョージ・フレデリック・ハンデル George Frideric Handel)歌劇「アルチーナ」HWV34より器楽用組曲作曲、初演1735年編成:2Violin、Viola、Bass2018年上越公演演奏者 高田高校管弦楽団弦楽セクション有志 (ヴァイオリン1,2、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)ヘンデルは多くのオペラを作曲しているが、「アルチーナ」はその中でも魔法オペラといわれる傑作の1つで3時間を超える大作である。今回はオペラの中にある踊り(バレエ)の場面で使われる器楽曲を抜粋して演奏する。1.Entrée アントレ(入場の音楽) ゆったりした行進曲のイメージ2.Gavotte ガヴォット やや快速な2拍子の踊り3.Sarabande サラバンド ゆったりした3拍子の踊り4.Menuet メヌエット やや快速な3拍子の踊り5.Gavotte ガヴォット やや快速な2拍子の踊り楽譜:Friedrich Chrysander編ヘンデル協会版全集(1868)
曲目解説
fujiman
2018-05-01T22:37:38+09:00
(ジョージ・フレデリック・ハンデル George Frideric Handel)
歌劇「アルチーナ」HWV34より器楽用組曲
作曲、初演1735年
編成:2Violin、Viola、Bass
2018年上越公演演奏者
高田高校管弦楽団弦楽セクション有志
(ヴァイオリン1,2、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)
ヘンデルは多くのオペラを作曲しているが、「アルチーナ」は
その中でも魔法オペラといわれる傑作の1つで3時間を超える大作である。
今回はオペラの中にある踊り(バレエ)の場面で使われる器楽曲を
抜粋して演奏する。
1.Entrée アントレ(入場の音楽)
ゆったりした行進曲のイメージ
2.Gavotte ガヴォット
やや快速な2拍子の踊り
3.Sarabande サラバンド
ゆったりした3拍子の踊り
4.Menuet メヌエット
やや快速な3拍子の踊り
5.Gavotte ガヴォット
やや快速な2拍子の踊り
楽譜:Friedrich Chrysander編ヘンデル協会版全集(1868)
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調子のよい鍛冶屋(ヘンデル)
https://joetsubaroque.blog.ss-blog.jp/2018-05-31-4
ゲオルグ・フリードリッヒ・ヘンデル Georg Friedrich Händel (1685-1759) (ジョージ・フレデリック・ハンデル George Frideric Handel)調子のよい鍛冶屋 The Harmonious Blacksmith ハープシコード組曲第5番ホ長調 HWV430 終曲出版:1720年 チェンバロ:笠原恒則ヘンデルは1720年にハープシコード組曲第1巻(全8曲)を出版した。第5曲の第4楽章「エアと変奏」が通称「調子のよい鍛冶屋」として特に有名である。序奏の親しみやすい旋律を基に5つの変奏が展開される。ヘンデル自身がつけた題名ではなく、通称の由来ははっきりしないが19世紀初めにはこの通称で知られていた。楽譜:IMSLP
曲目解説
fujiman
2018-05-01T22:36:19+09:00
(ジョージ・フレデリック・ハンデル George Frideric Handel)
調子のよい鍛冶屋 The Harmonious Blacksmith
ハープシコード組曲第5番ホ長調 HWV430 終曲
出版:1720年
チェンバロ:笠原恒則
ヘンデルは1720年にハープシコード組曲第1巻(全8曲)を
出版した。第5曲の第4楽章「エアと変奏」が通称
「調子のよい鍛冶屋」として特に有名である。
序奏の親しみやすい旋律を基に5つの変奏が展開される。
ヘンデル自身がつけた題名ではなく、通称の由来ははっきりしないが
19世紀初めにはこの通称で知られていた。
楽譜:IMSLP
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麗しのアマリーリ(カッチーニ)
https://joetsubaroque.blog.ss-blog.jp/2018-05-31-3
ジュリオ・カッチーニ Giulio Caccini (1551-1618)麗しのアマリーリ Amarilli, mia bella歌詞:Giovanni Battista Guarini作曲:1601年以前 ソプラノ:長谷川みちる チェンバロ:笠原恒則カッチーニはルネサンスからバロック音楽の扉を開いたイタリア初期バロックの作曲家。フィレンツェのメディチ家に歌手として仕えながら、モノディ様式という新しい独唱スタイルを確立した。この曲は1602年に出版された「新しい音楽」Le Nuove Musicheに含まれている。イタリア初期バロックを代表する名曲である。作曲当時はリュート(ギターの前身)弾き語りで演奏されていた可能性が高い。歌詞(イタリア語)Amarilli, mia bellanon credi, o del mio cor dolce desiod`esser tu l’amor mio?Credilo pur: e se timor t’assale,dubitar non ti vale.Aprimi il petto e vedrai scritto in core:Amarilli é’l mio amore.歌詞対訳私の美しいアマリーリ信じてくれないのですか、私の心の優しい希望である人よあなたへの私の愛を信じてください、不安が貴方を襲っても疑うことはありません私の胸を開けば、心に書かれていることがわかるでしょう「アマリーリは私の愛」と楽譜:Le Nuove Musiche初版、Firenze: li Here di Giorgio Marescotti, 1602
曲目解説
fujiman
2018-05-01T22:32:26+09:00
Giulio Caccini (1551-1618)
麗しのアマリーリ Amarilli, mia bella
歌詞:Giovanni Battista Guarini
作曲:1601年以前
ソプラノ:長谷川みちる
チェンバロ:笠原恒則
カッチーニはルネサンスからバロック音楽の扉を開いたイタリア
初期バロックの作曲家。フィレンツェのメディチ家に歌手として
仕えながら、モノディ様式という新しい独唱スタイルを確立した。
この曲は1602年に出版された「新しい音楽」Le Nuove Musicheに
含まれている。イタリア初期バロックを代表する名曲である。
作曲当時はリュート(ギターの前身)弾き語りで演奏されていた
可能性が高い。
歌詞(イタリア語)
Amarilli, mia bella
non credi, o del mio cor dolce desio
d`esser tu l’amor mio?
Credilo pur: e se timor t’assale,
dubitar non ti vale.
Aprimi il petto e vedrai scritto in core:
Amarilli é’l mio amore.
歌詞対訳
私の美しいアマリーリ
信じてくれないのですか、私の心の優しい希望である人よ
あなたへの私の愛を
信じてください、不安が貴方を襲っても
疑うことはありません
私の胸を開けば、心に書かれていることがわかるでしょう
「アマリーリは私の愛」と
楽譜:Le Nuove Musiche初版、Firenze: li Here di Giorgio Marescotti, 1602
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カロ・ミオ・ベン(ジョルダーニ)
https://joetsubaroque.blog.ss-blog.jp/2018-05-31-2
トンマーゾ・ジョルダーニ Tommaso GIordani (1730-1806)カロ・ミオ・ベン(愛しい人よ) Caro mio ben歌詞:不詳初演:1783年頃2018年上越公演演奏者 バリトン:長谷川徹 オーボエ:藤原 満 ヴァイオリン:奈良秀樹、伊野江利子 ヴィオラ:和田意織 チェロ:金山美樹 高田高校管弦楽団弦楽セクショントンマーゾ・ジョルダーニはナポリに生まれ、18世紀後半にイングランドとアイルランドで活躍した作曲家。ヨーゼフ・ハイドンとほぼ同年代であり、曲調はすでにバロックよりも古典派の雰囲気の方が強い。「愛しい人よ、信じておくれ」と愛する女性への思いが単純だが美しい旋律に乗せて歌われる。音楽の教科書にも載っている有名曲。19世紀にパリゾッティが編集したイタリア歌曲集を元にバロックアンサンブル上越用に編曲して演奏する。パリゾッティが作曲者をジュゼッペ・ジョルダーニとして出版したため、ジュゼッペの作曲とされていたが、現在はトンマーゾ作と考えられている。歌詞(イタリア語)Caro mio ben, credimi almen,senza di te languisce il cor,Il tuo fedel sospira ognor.Cessa, crudel, tanto rigor!歌詞対訳愛しい人よ、信じておくれ貴方なしでは私の心は弱ってしまう貴女に忠実な私はいつもため息をついている残酷なことはやめてくださいむごすぎます楽譜 IMSLP出版:Arie Anteche 第2集 (1890) Milano: G. Ricordi.
曲目解説
fujiman
2018-05-01T22:27:10+09:00
Tommaso GIordani (1730-1806)
カロ・ミオ・ベン(愛しい人よ) Caro mio ben
歌詞:不詳
初演:1783年頃
2018年上越公演演奏者
バリトン:長谷川徹 オーボエ:藤原 満
ヴァイオリン:奈良秀樹、伊野江利子
ヴィオラ:和田意織 チェロ:金山美樹
高田高校管弦楽団弦楽セクション
トンマーゾ・ジョルダーニはナポリに生まれ、18世紀後半に
イングランドとアイルランドで活躍した作曲家。
ヨーゼフ・ハイドンとほぼ同年代であり、曲調はすでに
バロックよりも古典派の雰囲気の方が強い。
「愛しい人よ、信じておくれ」と愛する女性への思いが
単純だが美しい旋律に乗せて歌われる。
音楽の教科書にも載っている有名曲。
19世紀にパリゾッティが編集したイタリア歌曲集を元に
バロックアンサンブル上越用に編曲して演奏する。
パリゾッティが作曲者をジュゼッペ・ジョルダーニと
して出版したため、ジュゼッペの作曲とされていたが、
現在はトンマーゾ作と考えられている。
歌詞(イタリア語)
Caro mio ben, credimi almen,
senza di te languisce il cor,
Il tuo fedel sospira ognor.
Cessa, crudel, tanto rigor!
歌詞対訳
愛しい人よ、信じておくれ
貴方なしでは私の心は弱ってしまう
貴女に忠実な私はいつもため息をついている
残酷なことはやめてください
むごすぎます
楽譜 IMSLP
出版:Arie Anteche 第2集 (1890) Milano: G. Ricordi.
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私を泣かせてください(ヘンデル)
https://joetsubaroque.blog.ss-blog.jp/2018-05-31-1
ジョージ・フレデリック・ハンデル(ヘンデル) George Frideric Handel (1685-1759)私を泣かせてください Lascia ch'io pianga歌詞:ジャコモ・ロッシ(Giacomo Rossi)初演:1711年、ロンドン2018年上越公演演奏者 ソプラノ:長谷川みちる ヴァイオリン:奈良秀樹、伊野江利子 ヴィオラ:和田意織 チェロ:金山美樹 チェンバロ:笠原恒則 高田高校管弦楽団弦楽セクションオペラ「リナルド」(Rinaldo, 1711年)第2幕、囚われの身になったヒロイン、アルミレーナが恋人リナルドを想って歌う美しいアリア。この旋律はヘンデルのお気に入りで、オペラ「アルミーラ」(1705)、オペラ「時と悟りの勝利」(1707)でも使われている。「オンブラ・マイ・フ」と並び、ヘンデルの有名曲であるが、昼のテレビドラマ「牡丹と薔薇」「新・牡丹と薔薇」で使われて有名になった(らしい)。歌詞(イタリア語)Lascia ch'io pianga mia cruda sorte,e che sospiri la libertà.Il duolo infranga queste ritorte,de' miei martiri sol per pietà.歌詞対訳私の残酷な運命に泣くことをお許しくださいそして自由にあこがれることをお許しください私の悲しみが苦難の鎖を断ち切ってくれるように苦悩のうち、ただ祈るだけ楽譜:ヘンデル協会版
曲目解説
fujiman
2018-05-01T22:23:25+09:00
George Frideric Handel (1685-1759)
私を泣かせてください Lascia ch'io pianga
歌詞:ジャコモ・ロッシ(Giacomo Rossi)
初演:1711年、ロンドン
2018年上越公演演奏者
ソプラノ:長谷川みちる
ヴァイオリン:奈良秀樹、伊野江利子
ヴィオラ:和田意織 チェロ:金山美樹 チェンバロ:笠原恒則
高田高校管弦楽団弦楽セクション
オペラ「リナルド」(Rinaldo, 1711年)第2幕、囚われの身になった
ヒロイン、アルミレーナが恋人リナルドを想って歌う美しいアリア。
この旋律はヘンデルのお気に入りで、オペラ「アルミーラ」(1705)、
オペラ「時と悟りの勝利」(1707)でも使われている。
「オンブラ・マイ・フ」と並び、ヘンデルの有名曲であるが、
昼のテレビドラマ「牡丹と薔薇」「新・牡丹と薔薇」で使われて
有名になった(らしい)。
歌詞(イタリア語)
Lascia ch'io pianga mia cruda sorte,
e che sospiri la libertà.
Il duolo infranga queste ritorte,
de' miei martiri sol per pietà.
歌詞対訳
私の残酷な運命に泣くことをお許しください
そして自由にあこがれることをお許しください
私の悲しみが苦難の鎖を断ち切ってくれるように
苦悩のうち、ただ祈るだけ
楽譜:ヘンデル協会版
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水上の音楽より序曲(ヘンデル)
https://joetsubaroque.blog.ss-blog.jp/2018-05-31
ゲオルグ・フリードリッヒ・ヘンデル Georg Friedrich Händel (1685-1759)(ジョージ・フレデリック・ハンデル George Frideric Handel)水上の音楽 第1組曲HWV348より序曲 Water Music HWV348 Ouverture初演:1715年?編成:2Violin、Viola、通奏低音、2Oboe2018年上越公演演奏者 オーボエ:藤原 満 ヴァイオリン:奈良秀樹 ヴァイオリン:伊野江利子 ヴィオラ:和田意織 チェロ:金山美樹 チェンバロ:笠原恒則水上の音楽はイングランド王ジョージ1世の船遊びの音楽として作曲された。初演は1717年ロンドンのテムズ川で行われ、その後も繰り返し演奏された。20曲以上の小曲からなるが、オリジナルの楽譜は失われており、複数の復元編集版がある。第1組曲の序曲はフランス風のゆったりした序奏に続き、フーガ風の軽快な掛け合いの明るい主部に入る。原曲は2名のヴァイオリン独奏が入る合奏協奏曲の形式で書かれている。楽譜:IMSLP 手稿パート譜(Grundig, 1731-35)
曲目解説
fujiman
2018-05-01T22:11:35+09:00
Georg Friedrich Händel (1685-1759)
(ジョージ・フレデリック・ハンデル
George Frideric Handel)
水上の音楽 第1組曲HWV348より序曲
Water Music HWV348 Ouverture
初演:1715年?
編成:2Violin、Viola、通奏低音、2Oboe
2018年上越公演演奏者
オーボエ:藤原 満
ヴァイオリン:奈良秀樹
ヴァイオリン:伊野江利子
ヴィオラ:和田意織
チェロ:金山美樹
チェンバロ:笠原恒則
水上の音楽はイングランド王ジョージ1世の船遊びの音楽として
作曲された。初演は1717年ロンドンのテムズ川で行われ、
その後も繰り返し演奏された。
20曲以上の小曲からなるが、オリジナルの楽譜は失われており、
複数の復元編集版がある。
第1組曲の序曲はフランス風のゆったりした序奏に続き、
フーガ風の軽快な掛け合いの明るい主部に入る。
原曲は2名のヴァイオリン独奏が入る合奏協奏曲の形式で
書かれている。
楽譜:IMSLP 手稿パート譜(Grundig, 1731-35)
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バロックアンサンブル上越2016 新潟公演
https://joetsubaroque.blog.ss-blog.jp/2016-11-19-1
バロックアンサンブル上越(モダン楽器による演奏) 新潟公演 2016年11月19日(土)19:30開演(19:00開場) 新潟市音楽文化会館 練習室1 (新潟県新潟市中央区一番堀通町3-2)演奏曲目クリストフ・グラウプナー Christoph Graupner (1683-1760) 序曲(組曲)ホ長調 GWV437全曲おそらく日本初演。以前に演奏された情報がありましたらメールでご連絡いただけますと幸いです。ゲオルグ・フィリップ・テレマン Georg Philipp Telemann (1681-1767) 弦楽四重奏曲 イ長調 TWV40:200ヨハン・ゼバスチャン・バッハ Johann Sebastian Bach (1685-1750) 音楽の捧げ物BWV1079より3声のリチェルカーレヨハン・ゼバスチャン・バッハ Johann Sebastian Bach (1685-1750) 教会カンタータ第49番(全曲)BWV49演奏者 ソプラノ:長谷川みちる バリトン:長谷川 徹 オーボエダモーレ:藤原 満 ヴァイオリン:奈良秀樹 ヴァイオリン:伊野江利子 ヴィオラ:渡辺みほ チェロ:上野敦子 チェンバロ:笠原恒則入場料:500円(全席自由、予約不要:当日受付でお支払いください)主催:バロックアンサンブル上越お問い合わせ: 出演者またはjoetsubach-2016@yahoo.co.jp(藤原)にご連絡ください。コンサートスクエア演奏会情報新潟会場地図当日は周辺会場でもイベントがあり、駐車場の混雑が予想されますのでご注意ください。チラシ(クリックで拡大)
公演プログラム
fujiman
2016-08-16T23:07:42+09:00
新潟公演 2016年11月19日(土)19:30開演(19:00開場)
新潟市音楽文化会館 練習室1 (新潟県新潟市中央区一番堀通町3-2)
演奏曲目
クリストフ・グラウプナー Christoph Graupner (1683-1760)
序曲(組曲)ホ長調 GWV437
全曲おそらく日本初演。以前に演奏された情報がありましたら
メールでご連絡 いただけますと幸いです。
ゲオルグ・フィリップ・テレマン
Georg Philipp Telemann (1681-1767)
弦楽四重奏曲 イ長調 TWV40:200
ヨハン・ゼバスチャン・バッハ
Johann Sebastian Bach (1685-1750)
音楽の捧げ物BWV1079より3声のリチェルカーレ
ヨハン・ゼバスチャン・バッハ
Johann Sebastian Bach (1685-1750)
教会カンタータ第49番(全曲)BWV49
演奏者
ソプラノ:長谷川みちる
バリトン:長谷川 徹
オーボエダモーレ:藤原 満
ヴァイオリン:奈良秀樹
ヴァイオリン:伊野江利子
ヴィオラ:渡辺みほ
チェロ:上野敦子
チェンバロ:笠原恒則
入場料:500円(全席自由、予約不要:当日受付でお支払いください)
主催:バロックアンサンブル上越
お問い合わせ:
出演者またはjoetsubach-2016@yahoo.co.jp(藤原)にご連絡ください。
コンサートスクエア演奏会情報
新潟会場地図
当日は周辺会場でもイベントがあり、駐車場の混雑が
予想されますのでご注意ください。
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バロックアンサンブル上越2016 佐渡・上越公演
https://joetsubaroque.blog.ss-blog.jp/2016-04-16
バロックアンサンブル上越(モダン楽器による演奏) 佐渡市小木公演 2016年6月25日(土)18:00開演(17:30開場) マリンプラザ小木(南佐渡案内所) (新潟県佐渡市小木町1935-26) 上越公演 2016年6月26日(日)16:00開演(15:30開場) カトリック高田教会 聖堂 (新潟県上越市西城町2-3-12)演奏曲目上越公演クリストフ・グラウプナー Christoph Graupner (1683-1760) 序曲(組曲)ホ長調 GWV437(抜粋) 日本初演?以前に演奏された情報がありましたら メールでご連絡いただけますと幸いです。ゲオルグ・フィリップ・テレマン Georg Philipp Telemann (1681-1767) 弦楽四重奏曲 イ長調 TWV40:200ヨハン・ゼバスチャン・バッハ Johann Sebastian Bach (1685-1750) 音楽の捧げ物BWV1079より3声のリチェルカーレヨハン・ゼバスチャン・バッハ Johann Sebastian Bach (1685-1750) 教会カンタータ第49番(全曲)BWV49佐渡公演アントニオ・ヴィヴァルディ Antonio Vivaldi(1678-1741) 「和声と創意への試み第1集『四季』」より春 RV269 第1楽章ジョージ・フレデリック・ハンデル(ヘンデル) George Frideric Handel (1685-1759) オペラ「セルセ」よりオンブラ・マイ・フ(懐かしい木陰)ヨハン・ゼバスチャン・バッハ Johann Sebastian Bach (1685-1750) 教会カンタータ第147番より「主よ人の望みの喜びよ」 管弦楽組曲第3番より「G線上のアリア」 音楽の捧げ物より3声のリチェルカーレ、5度のカノニカヨハン・ゼバスチャン・バッハ=シャルル・グノー J.S.Bach=Charles Gounod アヴェ・マリアヨハン・パッヘルベル Johann Pachelbel カノンヨハン・ゼバスチャン・バッハ Johann Sebastian Bach (1685-1750) 教会カンタータ第49番(全曲) BWV49演奏者 ソプラノ:長谷川みちる バリトン:長谷川 徹 オーボエダモーレ:藤原 満 ヴァイオリン:奈良秀樹 ヴァイオリン:伊野江利子 ヴィオラ:渡辺みほ チェロ:上野敦子 チェン..
公演プログラム
fujiman
2016-04-16T23:15:17+09:00
佐渡市小木公演 2016年6月25日(土)18:00開演(17:30開場)
マリンプラザ小木(南佐渡案内所) (新潟県佐渡市小木町1935-26)
上越公演 2016年6月26日(日)16:00開演(15:30開場)
カトリック高田教会 聖堂 (新潟県上越市西城町2-3-12)
演奏曲目
上越公演
クリストフ・グラウプナー Christoph Graupner (1683-1760)
序曲(組曲)ホ長調 GWV437(抜粋)
日本初演?以前に演奏された情報がありましたら
メールでご連絡 いただけますと幸いです。
ゲオルグ・フィリップ・テレマン
Georg Philipp Telemann (1681-1767)
弦楽四重奏曲 イ長調 TWV40:200
ヨハン・ゼバスチャン・バッハ
Johann Sebastian Bach (1685-1750)
音楽の捧げ物BWV1079より3声のリチェルカーレ
ヨハン・ゼバスチャン・バッハ
Johann Sebastian Bach (1685-1750)
教会カンタータ第49番(全曲)BWV49
佐渡公演
アントニオ・ヴィヴァルディ
Antonio Vivaldi(1678-1741)
「和声と創意への試み第1集『四季』」より春 RV269 第1楽章
ジョージ・フレデリック・ハンデル(ヘンデル)
George Frideric Handel (1685-1759)
オペラ「セルセ」よりオンブラ・マイ・フ(懐かしい木陰)
ヨハン・ゼバスチャン・バッハ
Johann Sebastian Bach (1685-1750)
教会カンタータ第147番より「主よ人の望みの喜びよ」
管弦楽組曲第3番より「G線上のアリア」
音楽の捧げ物より3声のリチェルカーレ、5度のカノニカ
ヨハン・ゼバスチャン・バッハ=シャルル・グノー
J.S.Bach=Charles Gounod
アヴェ・マリア
ヨハン・パッヘルベル
Johann Pachelbel
カノン
ヨハン・ゼバスチャン・バッハ
Johann Sebastian Bach (1685-1750)
教会カンタータ第49番(全曲) BWV49
演奏者
ソプラノ:長谷川みちる
バリトン:長谷川 徹
オーボエダモーレ:藤原 満
ヴァイオリン:奈良秀樹
ヴァイオリン:伊野江利子
ヴィオラ:渡辺みほ
チェロ:上野敦子
チェンバロ:笠原恒則
佐渡公演 特別賛助出演:弦楽座
ヴァイオリン:十河佐智子
チェロ:中務浩
入場料:500円(全席自由、当日同じ)
主催:バロックアンサンブル上越
チケット販売、お問い合わせ:
出演者またはjoetsubach-2016@yahoo.co.jp(藤原)にご連絡ください。
コンサートスクエア演奏会情報
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みんなの上越イベント情報
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佐渡会場地図
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音楽の捧げ物(バッハ)
https://joetsubaroque.blog.ss-blog.jp/2016-04-11-6
ヨハン・ゼバスチャン・バッハ Johann Sebastian Bach (1685-1750)音楽の捧げ物 Musikalisches Opfer BWV1079より3声のリチェルカーレ Ricercare2016年上越公演、佐渡公演演奏者 チェンバロ:笠原恒則5度のカノニカ Fuga Canonica in Epidiapente2016年佐渡公演演奏者 ヴァイオリン:奈良秀樹、十河佐智子(特別賛助) チェロ:中務浩(特別賛助)作曲:1747年1747年バッハはプロイセンのフリードリヒ大王の宮廷に招かれ、王から与えられた旋律を使って即興演奏を行った。2ヶ月後その主題を基に16曲の曲集を仕上げ、「王の命による主題と付属物をカノン様式で解決した」と献辞を付け王に献呈した。献辞はラテン語で"Regis Iussu Cantio Et Reliqua Canonica Arte Resoluta"とあり頭文字をつなぐと"RICERCAR"となる。リチェルカーレとはフーガあるいはカノンの様式の古い名前であり、言葉遊びの一種である。2曲のリチェルカーレと10曲のカノンについては楽器編成や曲順など不明で、演奏者の創意に委ねられている部分が大きい。王の主題3声のリチェルカーレチェンバロ1台で演奏される。曲集の中では比較的単純な曲ではあるが、1台の楽器で一つの主題から3つの声部が見事に展開される。5度のカノニカ高音の2声部が5度(ド−ソの関係)で追いかけ、絡み合う。今回は高音をヴァイオリン2台、低音をチェロで演奏する。楽譜:初版、旧バッハ全集31.2、新バッハ全集VIII/1
曲目解説
fujiman
2016-04-11T22:38:16+09:00
音楽の捧げ物 Musikalisches Opfer BWV1079より
3声のリチェルカーレ Ricercare
2016年上越公演、佐渡公演演奏者
チェンバロ:笠原恒則
5度のカノニカ Fuga Canonica in Epidiapente
2016年佐渡公演演奏者
ヴァイオリン:奈良秀樹、十河佐智子(特別賛助)
チェロ:中務浩(特別賛助)
作曲:1747年
1747年バッハはプロイセンのフリードリヒ大王の宮廷に招かれ、
王から与えられた旋律を使って即興演奏を行った。2ヶ月後その
主題を基に16曲の曲集を仕上げ、「王の命による主題と付属物を
カノン様式で解決した」と献辞を付け王に献呈した。
献辞はラテン語で"Regis Iussu Cantio Et Reliqua Canonica
Arte Resoluta"とあり頭文字をつなぐと"RICERCAR"となる。
リチェルカーレとはフーガあるいはカノンの様式の古い名前で
あり、言葉遊びの一種である。
2曲のリチェルカーレと10曲のカノンについては楽器編成や
曲順など不明で、演奏者の創意に委ねられている部分が大きい。
王の主題
3声のリチェルカーレ
チェンバロ1台で演奏される。曲集の中では
比較的単純な曲ではあるが、1台の楽器で一つの主題から
3つの声部が見事に展開される。
5度のカノニカ
高音の2声部が5度(ド−ソの関係)で追いかけ、絡み合う。
今回は高音をヴァイオリン2台、低音をチェロで演奏する。
楽譜:初版、旧バッハ全集31.2 、新バッハ全集VIII/1
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春(ヴィヴァルディ)
https://joetsubaroque.blog.ss-blog.jp/2016-04-11-5
アントニオ・ヴィヴァルディ Antonio Vivaldi(1678-1741) 「和声と創意の試み」作品8第1集「四季」より ヴァイオリン協奏曲第1番ホ長調「春」第1楽章 "La primavera"初版:1725年ソネット:ヴィヴァルディ作?2018年上越公演演奏者 ヴァイオリン:伊野江利子(ソロ),奈良秀樹 ヴィオラ:和田意織 チェロ:金山美樹 チェンバロ:笠原恒則 高田高校管弦楽団弦楽セクション2016年佐渡公演演奏者 ヴァイオリン:奈良秀樹(ソロ),十河佐智子(特別賛助),伊野江利子 ヴィオラ:渡辺みほ チェロ:中務浩(特別賛助) チェンバロ:笠原恒則ヴィヴァルディはヘンデル、バッハとほぼ同時期のイタリアの作曲家。「四季」はクラシックのヴァイオリン協奏曲の中でも最も有名なもので「春」「夏」「秋」「冬」の4曲からなり、それぞれの楽章にはソネット(4行詩)がついている。「春が来てはしゃぐ小鳥たちは陽気な歌でよろこび迎え、泉はそよ風の息吹に、やさしくこんこんと湧き出る。黒いマントで空を覆いつつ、気高い稲妻と雷が春の到来を告げに来る。口上が終わったあとに 小鳥たちが再び、魅惑的な声で歌い出す。」楽譜:初版Michel-Charles Le Cène、リコルディ社全集版、Bärenreiter社版(C. Hogwood編)
曲目解説
fujiman
2016-04-11T22:32:43+09:00
「和声と創意の試み」作品8第1集「四季」より
ヴァイオリン協奏曲第1番ホ長調「春」第1楽章 "La primavera"
初版:1725年
ソネット:ヴィヴァルディ作?
2018年上越公演演奏者
ヴァイオリン:伊野江利子(ソロ),奈良秀樹
ヴィオラ:和田意織 チェロ:金山美樹
チェンバロ:笠原恒則
高田高校管弦楽団弦楽セクション
2016年佐渡公演演奏者
ヴァイオリン:奈良秀樹(ソロ),十河佐智子(特別賛助),伊野江利子
ヴィオラ:渡辺みほ チェロ:中務浩(特別賛助)
チェンバロ:笠原恒則
ヴィヴァルディはヘンデル、バッハとほぼ同時期のイタリアの作曲家。
「四季」はクラシックのヴァイオリン協奏曲の中でも最も有名なもので
「春」「夏」「秋」「冬」の4曲からなり、それぞれの楽章には
ソネット(4行詩)がついている。
「春が来てはしゃぐ小鳥たちは陽気な歌でよろこび迎え、泉は
そよ風の息吹に、やさしくこんこんと湧き出る。黒いマントで空を
覆いつつ、気高い稲妻と雷が春の到来を告げに来る。口上が終わった
あとに 小鳥たちが再び、魅惑的な声で歌い出す。」
楽譜:初版Michel-Charles Le Cène、リコルディ社全集版 、
Bärenreiter社版(C. Hogwood編)
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カノン(パッヘルベル)
https://joetsubaroque.blog.ss-blog.jp/2016-04-11-4
ヨハン・パッヘルベル Johann Pachelbel (1653-1706)3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノン ニ長調 Canon a 3 Violini con Baßo continuo作曲:1680年頃2018年上越公演演奏者 ヴァイオリン:伊野江利子, 奈良秀樹, 和田意織 チェロ:金山美樹、チェンバロ:笠原恒則 高田高校管弦楽団弦楽セクション2016年佐渡公演演奏者 ヴァイオリン:奈良秀樹,十河佐智子(特別賛助),伊野江利子 ヴィオラ:渡辺みほ チェロ:上野敦子 、中務浩(特別賛助) チェンバロ:笠原恒則パッヘルベルはJ.S.バッハより一世代上のドイツの作曲家。バッハ家と親交があり、J.S.バッハの長兄ヨハン・クリストフ・バッハはパッヘルベルの弟子。カノンは一つの旋律を楽器や歌で順番に開始して演奏する曲の形式。この曲では2小節ずつずらして3台のヴァイオリンが同じ旋律を演奏する。原曲の編成にヴィオラで和声を追加して演奏する。楽譜:自筆譜(ベルリン国立図書館)
曲目解説
fujiman
2016-04-11T22:30:38+09:00
3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノン ニ長調
Canon a 3 Violini con Baßo continuo
作曲:1680年頃
2018年上越公演演奏者
ヴァイオリン:伊野江利子, 奈良秀樹, 和田意織
チェロ:金山美樹、チェンバロ:笠原恒則
高田高校管弦楽団弦楽セクション
2016年佐渡公演演奏者
ヴァイオリン:奈良秀樹,十河佐智子(特別賛助),伊野江利子
ヴィオラ:渡辺みほ チェロ:上野敦子 、中務浩(特別賛助)
チェンバロ:笠原恒則
パッヘルベルはJ.S.バッハより一世代上のドイツの作曲家。
バッハ家と親交があり、J.S.バッハの長兄ヨハン・クリストフ・
バッハはパッヘルベルの弟子。
カノンは一つの旋律を楽器や歌で順番に開始して演奏する曲の形式。
この曲では2小節ずつずらして3台のヴァイオリンが同じ旋律を
演奏する。原曲の編成にヴィオラで和声を追加して演奏する。
楽譜:自筆譜(ベルリン国立図書館)
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G線上のアリア(バッハ)
https://joetsubaroque.blog.ss-blog.jp/2016-04-11-3
ヨハン・ゼバスチャン・バッハ Johann Sebastian Bach (1685-1750)組曲(序曲)第3番 BWV1068 第2曲エア Air作曲:1730年以前2016年佐渡公演演奏者 ヴァイオリン:奈良秀樹、十河佐智子(特別賛助) ヴィオラ:渡辺みほ チェロ:上野敦子「エア」とは歌のこと。5曲から成る管弦楽組曲第3番のうちの1曲。わずか18小節の曲であるが、低音の落ち着いた歩みに美しい旋律が導かれ、内声部が絶妙に絡む文句なしの名曲。ドイツのヴァイオリニストのヴィルヘルミが1871年にヴァイオリンの一番低い弦G線で弾くように編曲したものが当時有名になったため、「G線上のアリア」と呼ばれるようになった。実際にはこの編曲以外でヴァイオリンのG線で旋律が弾かれることはほとんどない。楽譜:一部自筆パート譜(ベルリン国立図書館)、旧バッハ全集31.1、新バッハ全集VII/1
曲目解説
fujiman
2016-04-11T22:26:40+09:00
Johann Sebastian Bach (1685-1750)
組曲(序曲)第3番 BWV1068 第2曲エア Air
作曲:1730年以前
2016年佐渡公演演奏者
ヴァイオリン:奈良秀樹、十河佐智子(特別賛助)
ヴィオラ:渡辺みほ チェロ:上野敦子
「エア」とは歌のこと。5曲から成る管弦楽組曲第3番のうちの1曲。
わずか18小節の曲であるが、低音の落ち着いた歩みに美しい旋律が
導かれ、内声部が絶妙に絡む文句なしの名曲。
ドイツのヴァイオリニストのヴィルヘルミが1871年にヴァイオリンの
一番低い弦G線で弾くように編曲したものが当時有名になったため、
「G線上のアリア」と呼ばれるようになった。実際にはこの編曲以外で
ヴァイオリンのG線で旋律が弾かれることはほとんどない。
楽譜:一部自筆パート譜(ベルリン国立図書館)、旧バッハ全集31.1 、
新バッハ全集VII/1
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主よ人の望みの喜びよ(バッハ)
https://joetsubaroque.blog.ss-blog.jp/2016-04-11-2
ヨハン・ゼバスチャン・バッハ Johann Sebastian Bach (1685-1750)教会カンタータ第147番「心と口と行いと生きざまもて」よりコラール「主よ、人の望みの喜びよ」コラール歌詞:マルティン・ヤーン(Martin Janus)初演:1723年7月2日ライプツィヒ、マリア訪問の祝日2016年佐渡公演演奏者 ソプラノ:長谷川みちる バリトン:長谷川徹 テノール:藤原 満 ヴァイオリン:奈良秀樹,十河佐智子(特別賛助),伊野江利子 ヴィオラ:渡辺みほ チェロ:上野敦子 、中務浩(特別賛助) チェンバロ:笠原恒則原曲は2部構成の大規模な教会カンタータ。1723年5月にバッハはライプツィヒのトーマスカントル(音楽監督)となり、直後にカンタータ75番、6月にカンタータ21番、76番、7月にこの曲と次々と大作カンタータを初演しており、気合いがうかがわれる。「主よ、人の望みの喜びよ」はクラシック音楽の中でも最も有名な曲の一つ。このカンタータでも前半(第6曲)および後半(第10曲)の最後の2回歌われる。この2曲は歌詞のみ異なり、それぞれヤーンのドイツ語コラールの第6節と第16節を用いている。第10曲の歌詞はイギリスの詩人Bridgesにより19世紀に"Jesu, Joy of Man's Desiring"と翻訳され、さらに日本語訳した「主よ、人の望みの喜びよ」として有名になった。楽譜:自筆譜スコア(ベルリン国立図書館)、旧バッハ全集30巻、新バッハ全集I/28
曲目解説
fujiman
2016-04-11T22:20:46+09:00
Johann Sebastian Bach (1685-1750)
教会カンタータ第147番「心と口と行いと生きざまもて」より
コラール「主よ、人の望みの喜びよ」
コラール歌詞:マルティン・ヤーン(Martin Janus)
初演:1723年7月2日ライプツィヒ、マリア訪問の祝日
2016年佐渡公演演奏者
ソプラノ:長谷川みちる バリトン:長谷川徹 テノール:藤原 満
ヴァイオリン:奈良秀樹,十河佐智子(特別賛助),伊野江利子
ヴィオラ:渡辺みほ チェロ:上野敦子 、中務浩(特別賛助)
チェンバロ:笠原恒則
原曲は2部構成の大規模な教会カンタータ。1723年5月にバッハは
ライプツィヒのトーマスカントル(音楽監督)となり、直後にカン
タータ75番、6月にカンタータ21番、76番、7月にこの曲と次々と
大作カンタータを初演しており、気合いがうかがわれる。
「主よ、人の望みの喜びよ」はクラシック音楽の中でも最も有名な
曲の一つ。このカンタータでも前半(第6曲)および後半(第10曲)の
最後の2回歌われる。この2曲は歌詞のみ異なり、それぞれヤーンの
ドイツ語コラールの第6節と第16節を用いている。
第10曲の歌詞はイギリスの詩人Bridgesにより19世紀に
"Jesu, Joy of Man's Desiring"と翻訳され、さらに日本語訳した
「主よ、人の望みの喜びよ」として有名になった。
楽譜:自筆譜スコア(ベルリン国立図書館)、旧バッハ全集30巻 、
新バッハ全集I/28
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オンブラ・マイ・フ(ヘンデル)
https://joetsubaroque.blog.ss-blog.jp/2016-04-11-1
ジョージ・フレデリック・ハンデル(ヘンデル) George Frideric Handel (1685-1759)オンブラ・マイ・フ(懐かしい木陰) Ombra mai fü歌詞:ハンデル初演:1738年4月15日ロンドン2018年上越公演演奏者 バリトン:長谷川徹 オーボエダモーレ:藤原 満 ヴァイオリン:奈良秀樹、伊野江利子 ヴィオラ:和田意織 チェロ:金山美樹 チェンバロ:笠原恒則 高田高校管弦楽団弦楽セクション2016年佐渡公演演奏者 バリトン:長谷川徹 オーボエダモーレ:藤原 満 ヴァイオリン:奈良秀樹、十河佐智子(特別賛助)、伊野江利子 ヴィオラ:渡辺みほ チェロ:上野敦子 チェンバロ:笠原恒則オペラ「セルセ」(Serse, Xerxes, 1738年)第1幕第1場、オペラの初めに歌われるペルシャ王セルセ(クセルクセス1世)のアリア。王が帰国途中プラタナスの大樹を気に入ってしまったという伝承によっている。作曲当時はカストラート(去勢された男性歌手)によって歌われた。もともとヘンデルのオペラアリアの中でも有名な曲であるが、日本ではキャスリーン・バトルによる演奏が1980年代後半にテレビCMで使われ大ヒットとなった。伴奏にオーボエダモーレも加えた編曲版で演奏する。歌詞(イタリア語)Ombra mai fù di vegetabile,cara ed amabile, soave più歌詞対訳(プラタナスの)木陰よ何よりいとおしく愛らしく快いもの楽譜:ヘンデル協会版
曲目解説
fujiman
2016-04-11T22:18:55+09:00
George Frideric Handel (1685-1759)
オンブラ・マイ・フ(懐かしい木陰) Ombra mai fü
歌詞:ハンデル
初演:1738年4月15日ロンドン
2018年上越公演演奏者
バリトン:長谷川徹 オーボエダモーレ:藤原 満
ヴァイオリン:奈良秀樹、伊野江利子
ヴィオラ:和田意織 チェロ:金山美樹 チェンバロ:笠原恒則
高田高校管弦楽団弦楽セクション
2016年佐渡公演演奏者
バリトン:長谷川徹 オーボエダモーレ:藤原 満
ヴァイオリン:奈良秀樹、十河佐智子(特別賛助)、伊野江利子
ヴィオラ:渡辺みほ チェロ:上野敦子 チェンバロ:笠原恒則
オペラ「セルセ」(Serse, Xerxes, 1738年)第1幕第1場、オペラの
初めに歌われるペルシャ王セルセ(クセルクセス1世)のアリア。
王が帰国途中プラタナスの大樹を気に入ってしまったという伝承に
よっている。作曲当時はカストラート(去勢された男性歌手)に
よって歌われた。
もともとヘンデルのオペラアリアの中でも有名な曲であるが、
日本ではキャスリーン・バトルによる演奏が1980年代後半に
テレビCMで使われ大ヒットとなった。
伴奏にオーボエダモーレも加えた編曲版で演奏する。
歌詞(イタリア語)
Ombra mai fù di vegetabile,
cara ed amabile, soave più
歌詞対訳
(プラタナスの)木陰よ
何よりいとおしく愛らしく快いもの
楽譜:ヘンデル協会版
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アヴェマリア(バッハー=グノー)
https://joetsubaroque.blog.ss-blog.jp/2016-04-11
ヨハン・ゼバスチャン・バッハ Johann Sebastian Bach (1685-1750)シャルル・フランソワ・グノー Charles François Gounod (1818-1893)アヴェ・マリア Méditation sur le premier Prélude de S. Bach2016年佐渡公演演奏者 ソプラノ:長谷川みちる チェンバロ:笠原恒則原曲はバッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻第1曲の前奏曲。百年以上後の1853年、フランスの作曲家グノーがヴァイオリンまたはチェロのために全く新しい旋律を付け加えて、「瞑想曲」"Méditation"と名付けて出版された。その後グノー自身が、独唱および混声合唱歌曲に編曲している。多くの音楽家がさらに様々な編成用に編曲している。「アヴェマリア」の中でも有名な曲で、ラテン語歌詞のものでは一番有名。ちなみにシューベルトのアヴェマリア(エレンの歌)はドイツ語、ヴァヴィロフのアヴェマリア(いわゆるカッチーニのアヴェマリア)は"Ave Maria"を繰り返すのみ。楽譜:IMSLP
曲目解説
fujiman
2016-04-11T22:02:00+09:00
Johann Sebastian Bach (1685-1750)
シャルル・フランソワ・グノー
Charles François Gounod (1818-1893)
アヴェ・マリア Méditation sur le premier Prélude de S. Bach
2016年佐渡公演演奏者
ソプラノ:長谷川みちる チェンバロ:笠原恒則
原曲はバッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻第1曲の前奏曲。
百年以上後の1853年、フランスの作曲家グノーがヴァイオリンまたは
チェロのために全く新しい旋律を付け加えて、「瞑想曲」"Méditation"と
名付けて出版された。その後グノー自身が、独唱および混声合唱歌曲に
編曲している。多くの音楽家がさらに様々な編成用に編曲している。
「アヴェマリア」の中でも有名な曲で、ラテン語歌詞のものでは一番有名。
ちなみにシューベルトのアヴェマリア(エレンの歌)はドイツ語、
ヴァヴィロフのアヴェマリア(いわゆるカッチーニのアヴェマリア)は
"Ave Maria"を繰り返すのみ。
楽譜:IMSLP
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BWV49の成り立ちについての考察(あるいは妄想)
https://joetsubaroque.blog.ss-blog.jp/2016-03-29
以下はJ.S.バッハの教会カンタータ第49番BWV49と関連してチェンバロ協奏曲BWV1053についての藤原の私見です。一応はいろいろ考えた上でBWV49をD-durで再構成したということなんですが、結局はバッハマニアの妄想なので眉につばして読んでください。ただし最後まで読むような人はきっとバッハマニア仲間です。なおバッハマニアの妄想は私だけでなく世界的に展開されています。1)自筆譜の特徴歌管弦は#4個、ソプラノはハ音ソプラノ記号、バスはヘ音記号、オーボエダモーレ、ヴァイオリンはト音記号、ヴィオラはアルト記号、オルガン"Organo obligato"は#2個、右手ト音記号左手ヘ音記号で記譜、ほとんど数字なし、重音なし。通奏低音"Basso"の記載なし。4曲目チェロピッコロ"Violoncello piccolo"はト音記号。また1曲目にはほとんど音符や譜割りの訂正がなく、原曲を写したように思える。表紙編成6曲目アリア開始部2)1曲目シンフォニア:BWV1053からの転用について バッハの2台チェンバロのための協奏曲BWV1053(1739年)E-Durに原曲があるというのはほぼ定説。原曲はケーテン時代1720年頃作曲のオーボエダモーレ協奏曲D-dur(またはオーボエ協奏曲F-dur)という推測が主流で録音も多い。 しかし私見ではBWV1053は1,2,3楽章の繋がりがやや不自然に感じられるし、特に第3楽章は終楽章らしくない印象(1楽章らしい)。そこでケーテン時代作曲未発見オーボエダモーレ協奏曲ニ長調が存在し、その第1楽章がカンタータ第49番1曲目シンフォニアに転用されたと妄想する。 オーボエダモーレソロはD-durのままバッハ自身が弾くオルガンソロになり、弦楽器とリピエーノのオーボエダモーレのためにE-durで伴奏が移調されたとすると、作曲の手間からも一応は納得しやすい(本当か?!)。3)第2曲バスアリアE-durオルガンソロの右手フレージングはトラヴェルソが最適に聞こえる。音域は最低音Cis、最高音Dなので未発見のd-mollトラヴェルソオブリガートのアリアまたはトリオソナタがあるとぴったり。証拠は全くなく完全に妄想の域です。4)第3曲レチタティーヴォこの曲で初めて2カ所だけ通奏低音の数字が記入。5)第4曲ソプラノアリアソプラノ、チェロピッコロ、オーボエダモーレのA-durアリアはちょっと異常な構成なのに大バ..
曲目解説
fujiman
2016-03-29T22:54:17+09:00
チェンバロ協奏曲BWV1053についての藤原の私見です。
一応はいろいろ考えた上でBWV49をD-durで再構成したという
ことなんですが、結局はバッハマニアの妄想なので眉につばして
読んでください。ただし最後まで読むような人はきっと
バッハマニア仲間です。
なおバッハマニアの妄想は私だけでなく世界的に展開 されています。
1)自筆譜の特徴
歌管弦は#4個、ソプラノはハ音ソプラノ記号、バスはヘ音記号、
オーボエダモーレ、ヴァイオリンはト音記号、ヴィオラはアルト記号、
オルガン"Organo obligato"は#2個、右手ト音記号左手ヘ音記号で
記譜、ほとんど数字なし、重音なし。通奏低音"Basso"の記載なし。
4曲目チェロピッコロ"Violoncello piccolo" はト音記号。
また1曲目にはほとんど音符や譜割りの訂正がなく、原曲を写した
ように思える。
表紙編成
6曲目アリア開始部
2)1曲目シンフォニア:BWV1053からの転用について
バッハの2台チェンバロのための協奏曲BWV1053(1739年)
E-Dur に
原曲があるというのはほぼ定説。原曲はケーテン時代
1720年頃作曲のオーボエダモーレ協奏曲D-dur (またはオーボエ
協奏曲F-dur)という推測が主流で録音も多い。
しかし私見ではBWV1053は1,2,3楽章の繋がりがやや
不自然に感じられるし、特に第3楽章は終楽章らしくない印象
(1楽章らしい)。そこでケーテン時代作曲未発見オーボエ
ダモーレ協奏曲ニ長調が存在し、その第1楽章がカンタータ
第49番1曲目シンフォニアに転用されたと妄想する。
オーボエダモーレソロはD-durのままバッハ自身が弾くオルガン
ソロになり、弦楽器とリピエーノのオーボエダモーレのために
E-durで伴奏が移調されたとすると、作曲の手間からも一応は
納得しやすい(本当か?!)。
3)第2曲バスアリア
E-durオルガンソロの右手フレージングはトラヴェルソが最適に
聞こえる。音域は最低音Cis、最高音Dなので未発見のd-moll
トラヴェルソオブリガートのアリアまたはトリオソナタがあると
ぴったり。証拠は全くなく完全に妄想の域です。
4)第3曲レチタティーヴォ
この曲で初めて2カ所だけ通奏低音の数字が記入。
5)第4曲ソプラノアリア
ソプラノ、チェロピッコロ、オーボエダモーレのA-durアリアは
ちょっと異常な構成なのに大バッハ以外には考えられない
他には動かし様のない曲の作り。間違いなくオリジナルで
この曲を中心に全曲を構成したような気がします。
6)第5曲レチタティーヴォ
これは普通のレチタティーヴォ。第6曲へのつなぎ。
7)第6曲デュエット
リトルネッロ形式の器楽的な風合いが強い。以前に作曲した
器楽曲の主題をもとにバスの歌を組み込み、さらにソプラノの
コラールを乗せたような気がします。
以上をまとめて妄想をまとめると
初演日のメンバーはリピエーノ弦楽隊、かなり上手なチェロ
ピッコロ奏者、まあまあ上手なオーボエダモーレ奏者とバッハ自身が
オルガンという設定。チェンバロはなし、または弟子。
バッハの曲全体の構想としては、以上のメンバーを考えて
第4曲ソプラノアリアをまず作曲
→第4曲にあわせて第3曲、第5曲のレチタティーヴォを設定。
→第2曲のバスアリアを幻のフルート付器楽曲から転用して
歌の最初の曲に据える。
→第6曲デュエットは妄想器楽曲をもとに歌をつけて完成。
→第1曲シンフォニアを新たに作るには時間が足りなくなり、
D-durオーボエダモーレ協奏曲の第1楽章をくっつけて全曲完成
(なんて失礼な書き方(^_^;))。
オーボエダモーレ奏者には最初に作ったソプラノアリアの
オブリガート譜面は早めに渡せたが、他の曲は間に合わなかったので
とりあえずリピエーノヴァイオリンとユニゾンにした。
*)チェンバロ協奏曲BWV1053の原曲について
チェンバロ協奏曲BWV1053(1738年頃)はバッハのお気に入り楽章を
集めた曲のようで、BWV169の第1曲シンフォニアはBWV1053の
第1楽章、第5曲はBWV1053の第2楽章。BWV49の第1曲は
BWV1053の第3楽章。
そしてBWV169初演は1726/10/20、BWV49初演はその2週間前
1726/11/03と2週間しか違いません。忙しかったのでしょう。
オーボエ属協奏曲と思われる原曲については、BWV1053の
第1楽章と第3楽章は別の曲のそれぞれ第1楽章で、2曲または
3曲から転用したのではないかと想像。
第1楽章はF-durオーボエでもD-durオーボエダモーレどちらもありか。
第3楽章(BWV49シンフォニア)は音色からも弦楽伴奏の譜割りからも
F-durよりD-durオーボエダモーレの方が素直な印象。ただし曲調は
第3楽章ではなく第1楽章がよさそう。
第2楽章はよくわからない。オーボエの曲ではなかったかも。
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グラウプナー組曲GWV437楽譜校訂覚え書き
https://joetsubaroque.blog.ss-blog.jp/2016-03-28
1)自筆譜スコアの特徴推定作曲年は1737年。曲全体の題名はなく、冒頭に"Ouverture"と楽器編成を記載。曲中に楽器名は記載なし。オーボエダモーレはinAで記譜、通奏低音の数字なし。曲名または速度記号が記入されているのはOuverture, Marche, Gavotte alternat., Sarabande,Air alternat., Polonaise, Menuetの7曲で1曲は無題。Ouvertureの各部には速度記号なし自筆譜冒頭2)Ouvertureリュリ以来の典型的な序曲。付点リズムのゆったりした二拍子系の序奏、急速な三拍子系のフーガ風味の中間部、序奏と同じ付点リズムの締めの構成。速度記号はないが、Grave - Allegro - Graveはほぼ確実。Grave冒頭の付点4分音符+8分音符のリズムは、現代書式では複付点4分音符+16分音符となる。中間部は6/8拍子で3声部のフーガ風だが、厳密な進行ではなくかなり自由に展開され、快活な雰囲気を作り出す。Grave冒頭3)Marcheグラウプナーの器楽曲には時々マーチが入っています。バロックアンサンブル上越2016、上越公演では割愛。4)無題(Air)舞曲ではなくオーボエダモーレによる穏やかな歌謡曲。低音はピチカートを指定。バロックアンサンブル上越2016では演奏効果を考えて弦楽パート全部ピチカートで演奏します。冒頭5)Gavotte alternat.(Gavotte 1), 無題(Gavotte 2)快速な2拍子のガヴォットの舞曲。Gavotte1ーGavotte2ーダカーポしてGavotte1と演奏される。"alternat(ive)"は交互に演奏の意味。6)Sarabandeゆったりした3拍子の舞曲。単純な構成だがオルガンポイントのような持続音を効果的に用いている。冒頭7)Air alternat. (Air1), 無題(Air 2)明るい4拍子の器楽曲。エア1はホーンパイプ風の快活な弦楽合奏。エア2はオーボエダモーレが入り、少し柔らかい中間部を作り、ダカーポしてエア1に戻る。8)Polonoiseポーランド発祥の遅めの3拍子の舞曲。バロック音楽後期のフランス、ドイツでは盛んに作曲された。この曲は頻繁に転調し、しかも離れた調性にとんで、独特な和声感がある。バロックアンサンブル上越2016、上越公演では割愛。冒頭9)Menuet, ..
曲目解説
fujiman
2016-03-28T23:17:53+09:00
推定作曲年は1737年。
曲全体の題名はなく、冒頭に"Ouverture"と楽器編成を記載。
曲中に楽器名は記載なし。
オーボエダモーレはinAで記譜、通奏低音の数字なし。
曲名または速度記号が記入されているのは
Ouverture, Marche, Gavotte alternat., Sarabande,
Air alternat., Polonaise, Menuetの7曲で1曲は無題。
Ouvertureの各部には速度記号なし
自筆譜冒頭
2)Ouverture
リュリ以来の典型的な序曲。付点リズムのゆったりした二拍子系の
序奏、急速な三拍子系のフーガ風味の中間部、序奏と同じ付点リズムの
締めの構成。速度記号はないが、Grave - Allegro - Graveは
ほぼ確実。Grave冒頭の付点4分音符+8分音符のリズムは、
現代書式では複付点4分音符+16分音符となる。
中間部は6/8拍子で3声部のフーガ風だが、厳密な進行ではなく
かなり自由に展開され、快活な雰囲気を作り出す。
Grave冒頭
3)Marche
グラウプナーの器楽曲には時々マーチが入っています。
バロックアンサンブル上越2016、上越公演では割愛。
4)無題(Air)
舞曲ではなくオーボエダモーレによる穏やかな歌謡曲。
低音はピチカートを指定。バロックアンサンブル上越2016では
演奏効果を考えて弦楽パート全部ピチカートで演奏します。
冒頭
5)Gavotte alternat.(Gavotte 1), 無題(Gavotte 2)
快速な2拍子のガヴォットの舞曲。Gavotte1ーGavotte2ー
ダカーポしてGavotte1と演奏される。
"alternat(ive)"は交互に演奏の意味。
6)Sarabande
ゆったりした3拍子の舞曲。単純な構成だがオルガンポイントの
ような持続音を効果的に用いている。
冒頭
7)Air alternat. (Air1), 無題(Air 2)
明るい4拍子の器楽曲。エア1はホーンパイプ風の快活な弦楽合奏。
エア2はオーボエダモーレが入り、少し柔らかい中間部を作り、
ダカーポしてエア1に戻る。
8)Polonoise
ポーランド発祥の遅めの3拍子の舞曲。バロック音楽後期の
フランス、ドイツでは盛んに作曲された。
この曲は頻繁に転調し、しかも離れた調性にとんで、独特な
和声感がある。
バロックアンサンブル上越2016、上越公演では割愛。
冒頭
9)Menuet, 無題(Trio 1), 無題(Trio 2)
3拍子の舞曲。メヌエットートリオ1ーメヌエットー
トリオ2ーメヌエットと続けて演奏される。
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教会カンタータ第49番(J.S.バッハ)
https://joetsubaroque.blog.ss-blog.jp/2016-03-21-1
ヨハン・ゼバスチャン・バッハ Johann Sebastian Bach (1685-1750)カンタータ第49番 われは行きて汝をこがれ求む BWV49 Ich geh und suche mit Verlangen歌詞:作詞者不詳、コラールはフィリップ・ニコライ(Philipp Nicolai)初演:1726/11/3ライプツィヒ、三位一体後第20日曜日編成:独唱(ソプラノ、バリトン)、独奏オルガン、Oboe d'Amore、 2Violin、Viola、Violoncello piccolo、通奏低音2016年上越公演、佐渡公演演奏者:ソプラノ:長谷川みちる バリトン:長谷川徹 オーボエダモーレ:藤原 満ヴァイオリン:奈良秀樹、伊野江利子 ヴィオラ:渡辺みほチェロ:上野敦子 チェンバロ:笠原恒則三位一体後第20主日(だいたい秋)のためのカンタータ。バスとソプラノソリのためのカンタータはDialogue cantata(対話カンタータ)と呼ばれる。カンタータ第58番、第152番、第32番、第57番が同じ形式。バスがイエス、ソプラノは魂を表し、対話劇のように進行する。自筆譜スコアはオルガン以外ホ長調、オルガンはニ長調で記譜されており低ピッチの弦管と高ピッチのオルガンの組み合わせである。また、第1曲シンフォニアはオーボエダモーレ協奏曲からの転用と推測される。以上を踏まえ、今回は原曲のホ長調をニ長調に移調し、さらにオルガン独奏パートをオーボエダモーレとヴァイオリンに振り分けた編曲版を用いる。またチェロピッコロはチェロで演奏する。詳細は別項で解説。第1曲 シンフォニア(器楽のみ) 今回はオルガンソロをオーボエダモーレで演奏する。チェンバロ協奏曲BWV1053第3楽章として残っている幻のオーボエダモーレ協奏曲から転用された可能性が高い。BWV1053からは教会カンタータ第169番にも転用されている。第2曲 バスアリア バス(イエス)が花嫁を探し求めるアリア。 今回はオルガンソロをヴァイオリンで演奏する第3曲 ソプラノ、バスレチタティーヴォ イエスと魂が出会いの喜びを歌う。第4曲 ソプラノアリア ソプラノ(魂)がイエスに祝福される喜びを歌う。 ソプラノ、チェロピッコロ、オーボエダモーレの重奏を 通奏低音が支える。今回はチェロピッコロをチェロで演奏する。第5曲 ソプラノ、バスの対話レチタティーヴォ イエスと魂が結婚の約束を..
曲目解説
fujiman
2016-03-21T16:21:54+09:00
カンタータ第49番 われは行きて汝をこがれ求む
BWV49 Ich geh und suche mit Verlangen
歌詞:作詞者不詳、コラールはフィリップ・ニコライ(Philipp Nicolai)
初演:1726/11/3ライプツィヒ、三位一体後第20日曜日
編成:独唱(ソプラノ、バリトン)、独奏オルガン、Oboe d'Amore、
2Violin、Viola、Violoncello piccolo、通奏低音
2016年上越公演、佐渡公演演奏者:
ソプラノ:長谷川みちる バリトン:長谷川徹 オーボエダモーレ:藤原 満
ヴァイオリン:奈良秀樹、伊野江利子 ヴィオラ:渡辺みほ
チェロ:上野敦子 チェンバロ:笠原恒則
三位一体後第20主日(だいたい秋)のためのカンタータ。
バスとソプラノソリのためのカンタータはDialogue cantata
(対話カンタータ)と呼ばれる。カンタータ第58番 、第152番、
第32番、第57番が同じ形式。
バスがイエス、ソプラノは魂を表し、対話劇のように進行する。
自筆譜スコアはオルガン以外ホ長調、オルガンはニ長調で記譜されており
低ピッチの弦管と高ピッチのオルガンの組み合わせである。また、
第1曲シンフォニアはオーボエダモーレ協奏曲からの転用と推測される。
以上を踏まえ、今回は原曲のホ長調をニ長調に移調し、さらに
オルガン独奏パートをオーボエダモーレとヴァイオリンに振り分けた
編曲版を用いる。またチェロピッコロはチェロで演奏する。
詳細は別項で解説 。
第1曲 シンフォニア(器楽のみ)
今回はオルガンソロをオーボエダモーレで演奏する。チェンバロ
協奏曲BWV1053第3楽章として残っている幻のオーボエダモーレ
協奏曲から転用された可能性が高い。BWV1053からは教会
カンタータ第169番にも転用されている。
第2曲 バスアリア
バス(イエス)が花嫁を探し求めるアリア。
今回はオルガンソロをヴァイオリンで演奏する
第3曲 ソプラノ、バスレチタティーヴォ
イエスと魂が出会いの喜びを歌う。
第4曲 ソプラノアリア
ソプラノ(魂)がイエスに祝福される喜びを歌う。
ソプラノ、チェロピッコロ、オーボエダモーレの重奏を
通奏低音が支える。今回はチェロピッコロをチェロで演奏する。
第5曲 ソプラノ、バスの対話レチタティーヴォ
イエスと魂が結婚の約束を歌う。
第6曲 独唱バスと合唱ソプラノ
イエスと魂による喜びの重唱。ソプラノはコラール(賛美歌)を
歌う。今回はオルガンソロをオーボエダモーレで演奏する。
もちろん教会のミサのために作られた宗教音楽ですが、歌詞と
音楽そのままでもほとんどラブソングです。
和文対訳(川端純四郎氏訳) 川端氏Webサイトへ
楽譜:自筆スコア(ベルリン国立図書館)、旧バッハ全集X 、新バッハ全集I/25
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